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マンションの電気料金を10%削減、「高圧一括受電」と太陽光発電で:スマートホーム
東京や関西で電気料金が値上げされる動きに対抗して、電力を安く使えるマンションの建設が相次いでいる。2013年8月から入居が始まる横浜市の大規模マンションでは、電力会社からの「高圧一括受電」と太陽光発電の組み合わせによって10%の電気料金の削減を見込む。
東京建物などが横浜市に建設中の「Brillia City 横浜磯子」で、電気料金を削減するための新しい手法を採用する。オリックス電力の「電力一括購入サービス」と太陽光発電システムを導入して、各住戸の電気料金を10%削減する試みである。
「電力一括購入サービス」はオリックス電力がマンションなどを対象に提供しているもので、従来のように個々の家庭が電力会社と契約する代わりに、オリックス電力が単価の安い「高圧」の契約を電力会社と結ぶ。その電力を各家庭に分配することで、電気料金を引き下げる。高圧の電力を家庭向けの低圧に変換するための「受変電設備」を含めてオリックス電力が提供する(図1)。
さらにマンションの屋上に太陽光発電システムを設置して、自家発電による電力も組み合わせて利用する。通常の「電力一括購入サービス」では各住戸の電気料金を5%程度削減できるとされており、太陽光発電を併用することで削減幅を2倍に増やす。
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