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省エネ機器のリースで補助金アップ、太陽光発電からLED照明まで:補助金
環境省が2012年度に総額18億円をかけて推進中の「家庭・事業者向けエコリース促進事業補助金制度」で、補助金の料率が6月18日に3%から5%へ引き上げられた。家庭や中堅・中小企業を対象にした制度で、節電が必要な夏を前に利用者数の増加を図る狙いだ。
ちょうど経済産業省が再生エネルギーの固定価格買取制度に関する法令を施行した6月18日に、環境省も足並みを合わせて補助金制度の強化に乗り出した。節電や発電に利用する各種の機器に関して、初期投資なしにリースで導入したい家庭や中堅・中小企業を対象に補助金を支給するもので、これまでリース料の総額に対して3%だった補助金を5%に引き上げた。
補助金の対象になる機器は全部で36分野が網羅されているが、このうち料率が5%に引き上げられたのは3分の2の24分野である(図1)。特に電力使用量の削減につながる機器が中心に選ばれている。再生エネルギー関連では太陽光、風力、水力、太陽熱、地中熱を利用した設備がカバーされている。省エネ機器では業務用のエアコンやガス給湯機、LED照明も5%に引き上げられた。
この補助金を受けるためには、環境省が指定したリース事業者と契約を結んで機器を導入する必要がある(図2)。2012年4月1日現在で121社が登録されており、各都道府県に本社を置くリース事業者がリストアップされている。補助金の運営は一般社団法人の「ESCO推進協議会」が担当する。
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