ニュース
県有施設に7万本のLED照明を導入、電気料金削減分でリース代支払い:LED照明
夏のピーク時における電力消費量を機器ごとに見ると、照明機器の消費電力量が全体の3割ほどを占める。照明機器を見直すだけで大きな節電効果を見込めるということだ。神奈川県はこの夏、県有施設の蛍光灯7万本をLED照明に入れ替える。
神奈川県は県立学校や警察署など、県有施設の蛍光灯7万本をLED照明に入れ替えることを明らかにした。内訳は出先機関(県税事務所、保健福祉事務所、土木事務所、図書館など)に約9000本、県立学校に約5万9000本、警察署などに約2000本。入れ替えによって年間で電気料金を8000万円削減できると見込んでいるという。
今回の導入では新たに予算を組まず、リースを活用する。LED照明への入れ替えによって削減できる電気料金分でリース代をまかなう(図1)。電気料金はすでに予算が成立しているので、追加の出費は発生しないという計算だ。
リースを利用するため、LED照明に入れ替える蛍光灯は点灯時間の長さ、間引き点灯の割合、年間点灯日数を計算し、対象を選定した。計算の結果、LED照明に交換すると電気料金削減額がリース代を上回るとみられるものを入れ替え対象とした。
関連記事
- 年間の電気代を1億円以上削減、すかいらーくが2049店舗にLED照明を導入
すかいらーくは2049店舗に直管形のLED照明を導入する - 初期費用ゼロ、LED照明導入サービスがスタート
初期費用ゼロでLED照明を導入するサービスが始まった - 最新ビルに自社開発のLED照明を導入、消費電力量を52%削減
森ビルは、従来のLED照明に問題を感じ、照明器具を自社開発した - LED照明の導入効果と注意点 第1回 「消費電力量」
LED照明の効果的な導入方法を4回に分けて解説する - 省エネ照明のもう1つの選択肢、「CCFL」の実力
省エネ照明の選択肢はLED照明だけではない。「CCFL」という蛍光管が注目を集めつつある
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.