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60W形の白熱電球と同じ明るさのLED電球はどれ?:ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)
白熱電球はその消費電力を見れば、大体の明るさが分かるようになっている。LED電球では、白熱電球と明るさを比較しやすくするために「白熱電球60W形相当」という形で明るさをアピールしている。しかしこの6月に、表記に比べて明るさが足りない製品があることが明らかになった。では、白熱電球60W形相当の明るさとはどれくらいの明るさなのか?
正解:
d.810lm(全体照明の場合)
ミニ解説:
日本電球工業会は、白熱電球とLED電球の明るさを比較した資料を公開している。その資料では、消費電力が異なる白熱電球それぞれと同じ明るさを得られるLED照明がどういうものなのかを示している。資料では、LED電球は技術の進歩によって消費電力を低減させながら、同じ明るさを保つ製品が登場する可能性が高いので、消費電力で明るさを判断せずに、全光束(ルーメン)で判断することを推奨している。
この資料によると、部屋を広く照らす全体照明に使う場合、白熱電球60W形に相当するLED電球は810lmの製品ということになる。ちなみに、電気スタンドなど一部を照らす照明の場合は白熱電球60W形に相当するLED電球は405lmになるという。
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