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ホンダの電気自動車「フィットEV」の燃費は?:ウィークエンドQuiz(2/2 ページ)
三菱自動車の「i-MiEV」、日産自動車の「リーフ」に続いて、ホンダが電気自動車の「フィットEV」を8月下旬からリースで販売開始する。i-MiEVやリーフよりも燃費が良いことを米国と日本の当局によって認められた。その燃費はガソリン車に換算すると、どのくらいになるか。
正解:
c.50km/l(キロメートル/リットル)
ミニ解説:
電気自動車の燃費は“電費”とも呼ばれることがあり、主に2種類の指標で評価する。1つの指標は1キロメートルを走行するのに必要な電力量で、これを「交流電力消費率」という。単位はWh/km(ワット時/キロメートル)である。
もう1つの指標はガソリン車と比較しやすいように換算した「ガソリン等価換算燃費」で、これは米国で使われることが多い。単位は米国だとMPGe(Mile Per Galon equivalency)になり、1ガロン(約3.8リットル)のガソリンで走行できるマイル数(約1.6キロメートル)で表す。MPGeの数値を0.42倍すると、ほぼ日本の燃費の単位であるkm/l(キロメートル/リットル)になる。
米国環境保護庁が6月に発表した報告書によると、フィットEVの燃費は118MPGe(約50km/l)で、i-MiEVの112MPGe(約47km/l)やリーフの99MPGe(約42km/l)を上回った。先ごろ日本の国土交通省が認可したJC08モードによる交流電力消費率で比較しても、同様の差になっている。
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