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節電に続いて太陽光発電も、5.2MWのシステムをユニ・チャームが導入:スマートファクトリ
徹底した節電対策を全社で実施しているユニ・チャームが、今度は太陽光発電に乗り出す。主力の3工場の屋根に太陽光パネルを設置して、合計で5.2MWの大規模な自家発電体制を実現する計画だ。2013年3月に稼働を開始して、電力コストの抑制に生かす。
ユニ・チャームが太陽光発電システムを導入するのは、福島工場、静岡工場、四国工場の3か所で、いずれも製造子会社のユニ・チャームプロダクツが運営している。合計で約2万枚の太陽光パネルを各工場の屋根に設置して、2013年3月までに5.2MW(メガワット)の自家発電を可能にする。
同社はCO2排出量を削減する環境対策の一環で、6月から電力使用量の大幅な削減に取り組んでいる。2012年度に全社の電力使用量を2010年度と比べて30%も削減する節電対策を全国の事業所で実施中である。
特にCO2を排出する量が大きいのは生産工場で、事業活動全体の17%、自社で直接的に関わる部分では輸送時の4%以外を生産工程が占めている(図1)。このため再生可能エネルギーによる電力供給によって、CO2排出量の低減と安定的な電力の確保を実現し、その結果として上昇する電力コストを抑制する狙いだ。
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