ニュース
物の色を自然に見せるLED照明、調光機能を持つ製品などが追加:LED照明
飲食店や百貨店などの商業施設では、照明に気を遣うことが多い。商品の色や食べ物の色をできるだけ自然に見せる必要があるからだ。このような要望に応えるLED照明が品揃えの幅を広げた。
パナソニック エコソリューションズ社は、商業施設向けLED照明「美光色LED照明器具」シリーズに、調光機能を持つ製品などを追加で発売する(図1)。ダウンライト、ユニバーサルダウンライト(照射角度を変えられるダウンライト)、スポットライト、ベースライト、建築化照明(壁などに一体化させる照明)の5種類それぞれに光色などが異なる製品を用意して合計で100製品を発売する。価格は1万8375円〜11万7600円(税込)。
美光色LED照明器具は、物体の色を自然に見せることを示す尺度である「平均演色評価数(Ra)」が95と一般的な製品(80程度)に比べて高い製品。パナソニックが独自に作った指標を使って、人肌の色の見え方も追求している。特に飲食店、商業施設、人間の肌を映す美容室などに向く製品として2012年4月から発売している(図2)。
発売当初は光色の選択肢が昼白色と白色しかないなど、多くの製品を揃えているとは言えなかったが、今回100製品を追加して、商業施設全般に対応できるようになったとしている。
関連記事
- 蛍光灯との入れ替えで約27%節電、Hf32形代替の直管形LEDランプ
Hf32形蛍光灯の代替となる直管形LEDランプを発売する - 低価格なJEL801準拠のLEDランプ、設計の見直しなどで明るさ向上と低価格化を両立
シャープは設計を見直して、従来製品よりも24%価格を下げた製品を出荷する - キーワード解説「LED照明」
低消費電力の照明器具を代表する存在となったのが「LED照明」だ - LED照明の導入効果と注意点 第1回 「消費電力量」
LED照明の効果的な導入方法を解説する
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.