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細い道も進入できる、宅配用に小型電気自動車を投入:電気自動車
佐川急便は集荷・配達用車両として、光岡自動車の小型電気自動車「雷駆(ライク)-T3」を試験的に導入した。細い道が多く、台車で集荷・配達せざるを得なかった地域に配置することで、業務効率の改善を狙う。
佐川急便が今回導入した「雷駆-T3」は、光岡自動車が配送用途を想定して開発し、10月から発売している小型の電気自動車(EV)(図1)。本来は運転席にも荷台にも、風よけや天井など、車体を覆うものは何も付いていない。
佐川急便の関連会社で、車両整備や新車販売、ボディ販売事業を手掛けるSGモータースが、雷駆-T3を集荷・配達に使うためのボディを開発した(図2)。雨が降っても運転手と荷物を濡らさずに済む。
佐川急便は今回、雷駆-T3を2台導入し、京都市中京区の四条高倉サービスセンターに配置した。この周辺は商店、オフィス、住宅が多数立ち並んでいる上に、細い道が多い。従来の配送車では進入できないので、サービスセンターから台車を出して、集荷、配達をしているという。佐川急便では、細い道に進入できる雷駆-T3を導入することで、業務効率がどれくらい上がるのか1年間にわたって検証する。
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