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初期費用0円の家庭用蓄電池、月額2900円から:蓄電・発電機器(2/2 ページ)
蓄電池や太陽光発電を導入するメリットは大きい。しかし、初期費用が数百万円にも上る。このハードルは高い。オリックスとNEC、エプコは、蓄電池にレンタルサービスを採り入れることで、スマートフォンなみの月額料金を実現した。太陽光発電システムの屋根貸し契約と組み合わせることで、実質0円にすることも可能だという。
スマートハウスにも対応
蓄電池システムを導入する目的の1つは節電だ。だが、蓄電池を導入しただけでは節電はできない。なんらかの電池制御が必要だ。
ONEエネルギーに出資したエプコは蓄電池の自動制御に向けたアプリケーションソフトウェア「ぴぴパッ!」を開発した。ぴぴパッ!は、各住宅別に電力消費と電力供給を予測する機能を備え、学習機能で需給予測を改善していく(図3)。予測に応じて蓄電池の充電、放電を自動制御し、学習機能により、節電効果が次第に高まっていく。ユーザーが電池の制御を意識しなくてもよいということだ(図4)。
電力消費予測の前提となるのは、エプコが作成する各家庭の電気図面データと、家族構成情報である。電力供給予測は、ユーザーの住宅が位置する地域の雲量、日射量、気温などの気象予測と連動した太陽光発電システムの発電量予測である*4)。学習機能には、NECのクラウドシステムから得た電力需給の実測データを利用する。
*4) ONEエネルギーとは無関係に太陽光発電システムを導入した場合でも、蓄電システムと接続して制御できる。
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