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MEMSアグリゲータ24社のサービス出そろう、「高圧一括受電」は20社が提供:エネルギー管理
2013年度に実施するMEMS(マンション向けエネルギー管理システム)の補助金制度の適用対象になる24社のサービス内容がまとまった。すでに半数の12社はMEMSのサービスを開始できる状態になっている。電気料金を引き下げる「高圧一括受電」は計画中を含めて20社が提供する。
MEMS(マンション向けエネルギー管理システム)の補助金の対象になるアグリゲータ24社のサービス内容がまとまった。補助金を運営するSII(環境共創イニシアチブ)が発表した各社の計画を見ると、MEMSに加えて「高圧一括受電」を付随サービスとして提供するアグリゲータが20社にのぼっている(図1)。MEMSと高圧一括受電の組み合わせが今後の標準パターンになりそうだ。
マンションで利用する電力を一括契約にすることで電気料金を安くできる高圧一括受電は、居住者にとってMEMSを導入する明確なメリットになる。現時点で付随サービスに高圧一括受電を加えていないアグリゲータは、シャープ、日立製作所、東芝、富士通の4社で、大手電機メーカーばかりである。おそらく利用者側の要望に応じて他社と連携して提供するものとみられる。
各社がMEMSに加える付随サービスには、ほかにインターネット通信やセキュリティがある。インターネット通信は11社、セキュリティは4社が提供する予定だ。さらに太陽光発電や蓄電池を組み合わせたマンション向けのエネルギー供給システムを提案するアグリゲータも6社ある。
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