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瀬戸内はメガソーラーの好立地、因島の2カ所に相次いで建設:自然エネルギー
明治時代からの造船の歴史が残る瀬戸内海の因島。造船業は広大な土地を必要とするため、遊休地も多い。これをメガソーラーに転用する計画が進んでいる。
瀬戸内海の島、因島(広島県尾道市)にメガソーラー(大規模太陽光発電所)が広がり始めた(図1)。因島には造船業の歴史があり、造船業関連の遊休地も多い。これを一部メガソーラーに転用する。
日立造船と内海造船は、それぞれが所有する因島内の遊休地に相次いでメガソーラーを建設する。いずれも日立造船が設計、調達、建設を担当し、完成後はそれぞれの企業が運営する。固定価格買取制度(FIT)を利用して、発電した電力の全量を電力会社に売電する計画だ。
日立造船は、因島工場に隣接する2万8000m2の土地に、出力1.5MWのメガソーラーを計画する。2013年6月に建設を開始、同9月に運転を開始する予定だ。年間発電量として約171万8000kWhを見込む。約4億6000万円を投じる予定。
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