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バッテリー劣化の心配なし、日産がリーフに無償サービス導入:電気自動車
電気自動車はバッテリーで動作する。購入後、バッテリーの最大容量が少しずつ減少していくため、走行距離が次第に減ってしまう。これを不安に感じるユーザーも少なくない。日産自動車はバッテリー容量が減少した「リーフ」について無償の修理・交換サービスを開始した。
蓄電池(バッテリー)には寿命がある。寿命に達する以前にも最大容量が次第に減少する。満充電に達しても容量が以前よりも減ってしまうのだ。電気自動車で容量が減ると、走行距離が短くなる。これは困る。
日産自動車は2013年6月、このような不安に応えるサービスを国内で開始したと発表した。既に販売した車もあわせて電気自動車「リーフ」のリチウムイオン蓄電池を無償で修理・交換するサービスだ(図1)。
サービスの条件は、購入後5年以内、または走行距離10万km以内のリーフ。リーフは2010年12月に日本と米国で販売を開始したため、現時点では走行距離だけが条件となる。
リーフのダッシュボード(ツインデジタルメーター)の右側には図2のようなバッテリーの容量表示がある。右下の充電量0から右上の満充電まで12区画(セグメント)で表示される。満充電状態になったときに、9セグメントを割り込んだ場合がサービス対象だ。
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