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倉庫の屋根置きからメガソーラーへと徐々に拡大、北海道で2MWを建設:自然エネルギー
日本郵船グループの郵船商事は、倉庫屋根などへの太陽光発電システムへの設置から事業を拡大しており、2013年6月には初のメガソーラーを北海道八雲町に建設した。
日本郵船グループの郵船商事は北海道道南の八雲町に出力2MWのメガソーラーを建設、2013年6月から運転を開始した(図1)。年間総発電量として192万kWhを見込む。
郵船商事は2010年から太陽光発電事業に取り組んでおり、国内では東京港大井コンテナターミナルや、静岡県伊東市にある自社ガソリンスタンドなどに設置済みだ。この他、2012年9月に発電を開始した米国ニュージャージー州の物流倉庫(出力0.5MW)やロサンゼルス港コンテナターミナルなどへの設置実績もある。今回のメガソーラーは、ニュージャージー州の靴流倉庫への導入規模を超えて、過去最大になるという。
八雲町のメガソーラーでは、1kW当たりの投資額は約30万円であり、全て自己資金でまかなった。土地は日本郵船の関連会社である太平洋汽船グループの太平洋農場からの賃借地である。原野地に設置した(図2、図3)。設計・調達・建築(EPC)と運営(O&M)は札幌市に本社を置く北弘電社に依頼。特定目的会社は置かず、郵船商事が売電事業を行う。北海道電力へ全量を売電する。
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