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長崎県で急増するメガソーラー、NTTグループも運転開始:スマートシティ
これまで風力発電が中心だった長崎県で、メガソーラーの建設計画が相次いでいる。九州電力グループやソフトバンクグループに続いて、NTTグループが長崎市内でメガソーラーの運転を開始した。県内には温暖な場所に広い用地が数多く残っていて、さらに導入ペースが加速する勢いだ。
NTTグループで太陽光発電を担うNTTファシリティーズが8月6日に、「F琴海形上(きんかいかたがみ)太陽光発電所」の運転を開始した(図1)。長崎県の中央に位置する大村湾に面した場所で、地元の学校が所有する土地を賃借して建設したものである。
最近になって長崎県ではメガソーラーが続々と動き始めている。5月には九州電力グループが、九州で最大の「大村メガソーラー発電所」を13.5MW(メガワット)の規模で稼働させた。さらに7月にはソフトバンクグループが長崎市内で2.6MWの「ソフトバンク香焼(こうやき)ソーラーパーク」を開始している。
同じ長崎市内にあるF琴海形上太陽光発電所は発電能力が1.93MWで、多結晶の太陽光パネルを設置した。年間の発電量は210万kWhを見込み、一般家庭で580世帯分の電力使用量に相当する。パネルを設置する架台には、強度を重視してスチール製のV字型を採用した。
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