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北九州市で拡大するメガソーラー、大手ガス会社が4カ所目を建設開始:スマートシティ
日本で4番目に大きいガス会社の西部ガスが、営業エリア内の北九州市でメガソーラーの建設計画を加速させている。すでに2カ所で稼働中、1カ所で建設中だが、新たに4つ目のメガソーラーの工事を開始した。市内で分譲中の造成団地の一角に、2.3MWの発電規模で建設する。
西部ガスが北九州市内で4カ所目のメガソーラーを建設する場所は、門司区で分譲中の造成団地「シンプルライフ吉志(きし)」に隣接する空き地だ(図1)。2万8000平方メートルの敷地に約8800枚の太陽光パネルを設置する。8月26日から工事を開始した。
「エネ・シード吉志太陽光発電所」は発電能力が2.3MW(メガワット)の規模で、2014年3月下旬に運転を開始する予定である。年間の発電量は242万kWhを想定している。2012年度の買取価格を適用できると、年間で1億円近い売電収入になる。投資額は約5億6000万円で、早期の回収を見込める状況だ。
西部ガスは九州で最大のガス会社で、契約者数は東京ガス・大阪ガス・東邦ガスに次いで国内で4番目に多い。天然ガス事業に加えて2012年度から太陽光発電事業に参入して、現在までに福岡県で3カ所のメガソーラーを稼働させている。そのうちの2カ所は北九州市にある。
さらに長崎県で0.6MWの太陽光発電設備を建設中のほか、北九州市で3カ所目になる大規模な「エネ・シードひびき太陽光発電所」(20.5MW)を2014年9月から稼働させる計画だ(図2)。新たに建設を開始した「エネ・シード吉志太陽光発電所」を加えて、合計6カ所の発電能力は28.2MWに拡大する。
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