ニュース
石炭の街を太陽光の街へ、有明海沿岸で11.7MWのメガソーラー:自然エネルギー
オリックスと九電工は石炭で栄えた歴史のある福岡県大牟田市に出力11.7MWのメガソーラーを建設する。石炭関連の企業から土地の賃貸を受けた。
大牟田市は有明海に面した福岡県最南端の街だ。旧三井三池炭鉱で栄えた歴史があり、現在も産業構造の転換を続けている。大牟田市に地盤がある日本コークス工業は2009年まで三井鉱山という社名だった。現在も大牟田市に遊休地を抱える。
オリックスと九電工は、日本コークス工業から17万1115m2の土地を20年間賃借する契約を結び、「福岡県大牟田市新開町発電所(仮称)」を立ち上げる(図1)。大牟田市新開町の土地は、池を挟んで南北2つに分かれている。北側はJAF公認のジムカーナ/ダートトライアル常設コース「モビリティおおむた」が2013年4月まで30年間営業していた土地であり、南側は資材置き場だった。
ここに太陽電池モジュールを4万7838枚敷き詰めた出力11.72MWのメガソーラーを作る。建設を担当するのは九電工。事業主はオリックスと九電工が設立した特定目的会社(SPC)であるKクリーンエナジーだ。
関連記事
- オリックスが太陽光で400MWを狙う、屋根設置でも100MW
オリックスの総合計画 - 九州最大のガス会社が20MWを超える太陽光の計画、4カ所目の運用開始
西部ガスが大牟田で - 実は役に立つ二酸化炭素、工場の排煙から取り出して農業に役立てる佐賀市の試み
大牟田では東芝が運転中 - 北九州で風力と水素エネルギー、南には太陽光が広がる
連載:日本列島エネルギー改造計画(40)福岡
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.