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「価格よし」「光よし」で中小企業を攻める、フィリップスが直管形LEDLED照明(2/2 ページ)

フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、LED照明が十分普及していない未開拓市場を狙う。中小企業や工場、倉庫などだ。この市場で求められることは何か。同社は初期導入コストと投資回収期間、光の品質の3つが重要だとした。これをかなえるのが2013年9月に発売した新製品「Essential LEDtube」である。価格は1本3000〜3500円だ。

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投資回収期間は2年以内、その根拠は

 同社の試算によれば、現場に100本を導入し、年間点灯時間が4000時間、電力料金の単価が20円/kWhの場合、2年以内に投資を回収できるという(図4)。


図4 直管形LED新製品と蛍光管とのコスト比較。出典:フィリップス エレクトロニクス ジャパン

 コストに見合う品質はRa値や拡散カバーで実現した。安全性はどうだろうか。Essential LEDtubeは、G13口金を使いながら、給電には片方の口金しか利用しない。従って、蛍光灯からLEDに交換する作業の際、管の両側を持って取り付けても安全だ。

 なお、Essential LEDtubeには色温度だけが異なる2つの品種がある。色温度は5000Kと6500Kだ。いずれも定格ランプ電力は20Wであり、既存の蛍光灯と比較して55%消費電力を削減できるとした。全光束は1600lm(ルーメン)、残存率50%で計算した平均寿命は3万時間、光の広がりを意味するビーム角は155度、ランプ電圧として100〜240Vを利用できる。重量は1本当たり290gであり、これは業界最軽量だという。

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