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ゴルフ場の跡地に20万枚の太陽光パネル、1万6000世帯分の電力源に:自然エネルギー
三重県の津市で2014年1月まで営業していたゴルフ場が巨大なメガソーラーに生まれ変わる。オリックスが120万平方メートルの跡地に20万枚の太陽光パネルを設置して、2年後の2016年5月に発電を開始する計画だ。発電能力51MWのメガソーラーは三重県で最大の規模になる。
メガソーラーの建設予定地になる「トーシンレイクウッドゴルフクラブ」は、風力発電所が数多く集まる青山高原の一角にある。周囲にはゴルフ場がひしめき合い、競争の激しい地域だ。所有していた会社が土地と建物を売却して、メガソーラーの建設用地になった(図1)。
120万平方メートルにおよぶゴルフ場の広大な跡地を生かして、オリックスが約20万枚の太陽光パネルを設置する予定だ。2014年6月中に着工して、2年後の2016年5月に発電を開始する計画である。
発電能力は51MW(メガワット)になり、年間の発電量は5980万kWhを見込んでいる。一般家庭で1万6600世帯分の電力使用量に相当する。建設予定地の津市は日射量が豊富で、設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は13.4%と高い。年間の売電収入は20億円程度になる見通しだ。
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エネルギー列島2013年版(24)三重
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