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岩手の木質バイオマス発電に認定、22億円の協調融資も決まる:自然エネルギー
岩手県北部の一戸町で計画中の木質バイオマスによる発電設備が7月2日に固定価格買取制度の認定を受けた。金融機関による約22億円の協調融資も決まり、建設に向けた体制が整った。発電規模は6.25MWで、年間の売電収入は13億円を超える見込みだ。2016年度に運転開始を予定している。
発電事業の主体になるのは「一戸(いちのへ)フォレストパワー」で、リサイクル事業のフジコーとエネルギー事業のエナリスが合弁で2014年1月に設立した。地域の木材流通を担う「ノースジャパン素材流通協同組合」から木材の供給を受けて、2016年度から発電事業を開始する計画だ(図1)。
木質バイオマスによる発電設備と合わせて、木材を燃料化する施設も建設する。発電設備の規模は6.25MW(メガワット)で、7月2日に経済産業省から固定価格買取制度の認定を受けた。これにより20年間にわたって1kWhあたり32円(税抜き)で売電することができる。
年間の発電量は4950万kWhを想定していて、このうち4300万kWhを固定価格買取制度で売電する方針だ。年間の売電収入は13億7600万円になり、20年間の累計では275億円に達する。燃料になる木材はノースジャパンが岩手県北部を中心に青森・秋田の両県にまたがる森林から間伐材などを集約して一元的に供給する。
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