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北海道の飛行場跡地にメガソーラー、全国有数の日射量で8200世帯分の電力:自然エネルギー
日射量が豊富な北海道東部の太平洋側に、発電能力22MWのメガソーラーが運転を開始した。2年前まで民間の飛行場だった土地を利用して8万4000枚の太陽光パネルを設置した。ユーラスエナジーが北海道に建設した2カ所目のメガソーラーで、年間の発電量は一般家庭の8200世帯分になる。
全国各地で風力発電と太陽光発電を展開するユーラスエナジーグループが2月2日に、北海道東部の豊頃町(とよころちょう)で「ユーラス豊頃ソーラーパーク」の運転を開始した(図1)。民間の飛行場の跡地と周辺の土地を合わせて、45万平方メートルに建設したメガソーラーである。
ちょうど飛行機のような形をした不規則な土地いっぱいに、合計8万4000枚の太陽光パネルを設置した。発電能力は22MW(メガワット)で、年間の発電量は一般家庭で8200世帯分に相当する。豊頃町の総世帯数(約1500世帯)の7倍以上の電力を供給することができる。発電した電力は固定価格買取制度で北海道電力に売電する計画だ。
豊頃町がある十勝地方は冬でも晴天の日が多く、全国でも有数の日射量を誇る太陽光発電に適した地域である(図2)。豊頃ソーラーパークは十勝地方で最大のメガソーラーになった。豊富な日射量を生かして設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は全国標準より高い15%程度になる見通しだ。
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