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横浜市の団地で生きる超小型EV、20分まで無料:電気自動車(2/2 ページ)
日産自動車は2015年3月、横浜市郊外の大規模住宅団地に向けて、小型の電気自動車を利用したカーシェアリングサービスを1年間試行導入する。都市再生機構東日本賃貸住宅本部(UR)と共同で実施し、フルタイムシステムがカーシェアリング事業者として協力する。日産ニューモビリティコンセプトを5台配置した。
20分間まで無料で利用可能
カーシェアリング用の超小型モビリティは5台ある。左近山団地内に2か所の貸し出し、返却拠点を設け、7時30分から19時30分まで利用できるようにした。利用料金は最初の20分間は無料、以後、20分ごとに200円である。
カーシェアリングでは、フルタイムシステムの24時間無人鍵貸出機(F-rents)を利用する。同システムはマンションカーシェアリングシステムとして既に60棟に導入された実績があるという(図3)。24時間、問い合わせが可能なことが特徴。
貸し出しの流れはこうだ。まずWebページで車体の利用状況を確認、予約。その後、あらかじめ取得した個人認証キーをF-rentsにかざすことで、超小型モビリティと充電コンセントの鍵を納めたボックスを開ける(図4)。利用後は車を充電コンセントに接続し、個人認証キーでボックスを開けて、鍵を返却する(図5)。
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