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最安の電気料金プランを選ぶ、太陽光発電と蓄電池も加えて比較診断エネルギー管理(1/2 ページ)

各家庭の電力使用量をもとに最適な料金プランを提案する比較サービスが続々と登場してきた。全国規模の地図情報サービスを展開する国際航業は地域別の電力需要や天候情報をもとに、太陽光発電と蓄電池の充放電を組み合わせて最も得する料金プランを比較するサービスに乗り出す。

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 2016年4月から始まる電力小売の全面自由化に向けて、電力会社をはじめ小売電気事業者が家庭向けの新しい電気料金プランの作成に取り組んでいる。多数の事業者がさまざまな料金プランを打ち出してくることが予想されるため、家庭ごとに最適なプランを診断するサービスのニーズは大きい。

 一般の利用者を対象にした診断サービスが増える中で、国際航業は事業者が利用する方式の診断サービス「エネがえる」で対抗する。エネがえるは住宅メーカーや電気機器メーカーが家庭に提供する電気料金の診断レポートを作成できるサービスで、現在は全国10地域で電力会社の料金プランを比較することができる(図1)。


図1 「エネがえる」の料金プラン比較(画像をクリックすると拡大)。出典:国際航業

 各家庭の1カ月間の電力使用量をもとに、都道府県別・月別の電力需要の統計データから12カ月分の電力使用パターンを推計して年間の電気料金を比較する(図2)。家族構成のほか、燃料電池のエネファームがある場合とない場合に分けて各プランを比較診断することが可能になっている。


図2 電力使用状況の分析結果(画像をクリックすると拡大)。出典:国際航業

 診断方法は大量のデータをコンピュータで分析する「ビッグデータ解析」を採用した。国際航業が日本国内で特許を取得した方法で、新たに太陽光発電と蓄電池を組み合わせた電気料金プランの診断サービスを年明けの1月から2月にかけて開始する予定だ(図3)。


図3 太陽光発電や蓄電池と組み合わせた電力消費量の分析(画像をクリックすると拡大)。出典:国際航業
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