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複雑化する電力料金プラン、比較サイトが次々に自由化後料金に対応:エネルギー管理(1/2 ページ)
2016年4月の電力小売の全面自由化を控え、新たな料金プランの発表が相次いでいる。各社が提案する料金プランは低価格化の魅力がある一方で、使用量区分や他サービスとのセット割引など、複雑さが増している。この中で注目を集めているのが電気料金の比較サイトである。
電気料金は従来、主要電気事業者が地域ごとに占有しており、市場競争がなかった。そのため、料金プランの選択肢がなく、消費者も迷うことはない。しかし電力小売りの全面自由化を控え、それぞれに特徴を持った新料金プランが登場(関連特集)。消費者は小売電気事業者の料金プランを見比べて「自分たちに最適な料金プランはどれか」を見極める必要が出てきている。
しかし、基本契約容量や条件付き割引、他サービスとのセット割引などが複雑に組み合わされた料金プランを読み解いて比較するのは容易なことではない。そこで注目を集めているのが電力料金比較サイトである。既に電力小売り自由化と比較サイトの登場はほとんどセットとなっており、自由化が進んでいる英国などでも数多くの比較サイトが登場しているという。
その先行する英国の技術やノウハウを生かして2014年8月から比較サービスを開始しているのが「エネチェンジ」である。同社の発起人であるエプコ 代表取締役グループCEOの岩崎辰之氏は自由化で先行する英国で、電力のデータ解析を専門とする研究所「Cambridge Energy Data Lab」(以下、データラボ)を2013年に設立。ここで得た知見などを生かして日本でエネチェンジを設立した。
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