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「自然派」で電力小売に参入するLooop、強みはずっと基本料金無料電気料金の新プラン検証シリーズ(25)(3/3 ページ)

自然エネルギーの利活用拡大を目指し太陽光発電の自作キットなどを展開するLooopは新たに家庭用を含む低圧市場での電力小売に参入することを発表した。同社の打ち出す料金プランのカギを握るのが「自然派」と「基本料金無料」である。

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「自然派でいこう」

 「Looopでんき」のもう1つの特徴が「自然派」である点だ。同社は「自然エネルギーの電力会社」を目指しており、自然エネルギーで発電した電力を売るということを目標にしている。

 現状では、再生可能エネルギーは他の電力の賦課金で補助を受けており「自然なエネルギー」とは必ずしもいえないが、同社では、電源構成の内訳を明らかにし、「自然由来」の電源については比率を、計画値として示している。2016年の4月1日〜9月30日までの計画値は、再生可能エネルギーが6%、FIT電気20%、その他の電気を74%としており、約4分の1が再生可能エネルギーとして発電された電力であるというわけだ。

 小嶋氏は「計画値であるので当然変動はするが『自然派』を掲げているので、自然エネルギーによる電力調達の比率をできる限り下げないように、調達を強化していく。当社が発電設備を納入した120MWの顧客層などを中心にさまざまな取り組みを進めていく」と述べている(図5)。

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図5 電力自由化EXPOのLooopブースで掲げられた「Looopでんき」のロゴとキャッチフレーズ
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