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大分のゴルフ場跡地に45MWのメガソーラーが稼働、同敷地内で合計67MWの発電量に:太陽光
三井造船が大分事業所用地でメガソーラーを建設し、伊藤忠商事、九電工の3社で設立した特別目的会社に引き渡しを行った。
三井造船は、このほど伊藤忠商事と九電工と共同で設立した特別目的会社(SPC)である大分日吉原(ひよしばる)ソーラー(大分市)に、約45MW(メガワット)のメガソーラー(大規模太陽光発電施設)を建設し、引き渡した(図1)。
メガソーラーは三井造船の大分事業所内にあった旧日吉原カントリークラブのうち、46ヘクタールを利用して建設したもので、20年の事業期間、三井造船が大分日吉原ソーラーに土地を賃貸する。発電した電気の全量は3月1日から九州電力への売電を開始している。同メガソーラーは2014年8月に着工し、2015年2月に完工した。年間予想発電量は一般家庭9300世帯に相当する5230kwh(キロワット時)としている。
なお、三井造船では大分事業所内で今回稼働したソーラーとは別に、既に大分事業所内で約22MWメガソーラーが稼働中だ(図2)。また玉野事業所(岡山県玉野市)で稼働中の約2MWメガソーラー(玉野事業所太陽光発電所、2013年8月運転開始)の発電事業などを行っている。
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