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日射量を1km単位で72時間先まで予測可能に、日本気象協会が新サービス:太陽光
日本気象協会はこのほど高精度・高解像度のエリア日射量予測サービス「SYNFOS-solar 1kmメッシュ」の提供をこのほど開始した。最大72時間先まで、30分ごとの日射量を全国1キロメートルのメッシュ単位で予測することが可能となった。
日本気象協会が新たに提供を開始した「SYNFOS-solar 1kmメッシュ」では、最大72時間先まで30分ごとの日射量を全国1km(キロメートル)メッシュ(1km四方単位)で予測することが可能となった。
30分ごとの全天日射量(W/平方メートル)の予測データを1kmメッシュの水平解像度を持つ電力エリア単位でオンライン配信する。データの更新回数は1日4回だ(図1)。天候に左右されやすい太陽光発電設備の電力供給力を適切に考慮した需給計画の作成や、安定した電力需給運用に活用できる。
同エリア日射量予測サービスには日射量の予測精度を向上させた日本気象協会の気象モデル「SYNFOS-ver.2」のデータを用いている。このデータに全国の日射量観測データを使った独自手法により、面的な統計補正を加えた。これにより、SYNFOS-ver.2に比べ15%以上の予測制度向上を実現したという。
精度・解像度を高めたエリア日射量予測データは、電力会社や小売事業者などが太陽光発電システムを導入した際に、安定的な電力需給制御を行うための支援情報として活用できる。また、一般家庭に設置された太陽光パネルなど特定エリア内に広く配置された分散型電源の出力予測に使用することで、スマートグリッドの監視制御システムへの活用も期待される。
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