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日独連携で技術者を育成、太陽光発電の研修センター:太陽光
日独企業による合弁会社であるアドラーソーラーワークスは、太陽光発電設備に関する研修施設「PVトレーニングセンター」を開設したと発表した。
アドラーソーラーワークス(横浜市)は2016年5月31日、横浜市内に太陽光発電設備に関する研修施設「PVトレーニングセンター」を開設したと発表した。ドイツエネルギー機構(dena)の再生可能エネルギーソリューション推進プログラムの支援を受けて開設したもので、実際の太陽光発電システムを使い同社の技術者育成などに活用する。
アドラーソーラーワークスは太陽光発電のEPC事業を手掛ける横浜環境デザイン(横浜市)とドイツの太陽光発電関連企業であるADLER Solar Servicesの共同出資により、2015年4月に設立された。日本国内では太陽光発電設備の施工からO&Mサービスまで幅広く提供している。
今回立ち上げたPVトレーニングセンターは、横浜環境デザインの施工・物流センターに併設した。建物の屋上にある系統に接続された太陽光発電設備の一部を活用し、まずはアドラーソーラーワークスの新入社員向けの教育と継続的な研修を実施する(図1)。
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