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観光地の“おもてなし”、スマホのソーラー充電スタンドをシャープが発売へ:太陽光(2/2 ページ)
シャープは太陽光パネルで発電する電気で携帯電話やスマートフォンを充電できるソーラー充電スタンドを製品化し、発売することを発表した。
東京都などから委託を受けた「シティチャージ」
シャープでは、東京都などから委託を受け、2015年10月に東京タワーのふもとにソーラー充電スタンド「シティチャージ」を設置(図3)。同スタンドが日本で初めての独立型のソーラー充電スタンドだとされている。同ポイントに設置後、都内の「虎ノ門ヒルズ」に2カ所目が設置されている。
ソーラー充電スタンドは、既に米国・ニューヨークやアラブ首長国連邦のドバイなどで設置が広がっており、今後は観光地など観光客の集まる地域の付加価値向上に向けて需要が高まると見られている。さらに、商業電源への接続が不要なため、地域の防災拠点に設置することで停電時の充電ニーズへの対応が可能となるなどの利点もあるという。
シャープではこれらの需要があると見込んだことから同製品を商品化。希望小売価格は250万円(税別)とし、2016年8月25日に発売する。完全受注生産としており、注文が入った時点で生産を行う。
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