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1000のため池を持つ岡山県笠岡市、水上メガソーラーが広がる:太陽光(2/2 ページ)
岡山県笠岡市で農業用のため池を活用した水上メガソーラーの建設が決まった。2MW級のメガソーラーとなる見込みだ。いちごECOエナジーが実施事業者として採択され、発電所の建設を行う。多くのため池を持つ笠岡市では2016年6月から遊水池を活用した水上メガソーラーも稼働を開始している。
遊水池を活用した水上メガソーラー
笠岡市では2016年6月から遊水池を活用した水上メガソーラーが発電を開始している。市内にある「十一番遊水地」を活用した「かさおか十一番町遊水地 水上ソーラー発電所」である。大阪ガスグループのエナジーバンクジャパンが笠岡市から土地を借り受けて発電所を運営している(図3)。
同メガソーラーは設置面積1万平方メートルに対して、合計3744枚の太陽光パネルを設置。発電能力は973kWで、年間発電量は100万kWh(キロワット時)を見込んでいる。一般家庭280世帯分の使用量に相当する発電量だ。発電した電力は全て中国電力に売電している。
この発電所では太陽光パネルをフランスのシエル・テール社製のフロートで水面に浮かべている。高密度ポリエチレンを素材に使い、劣化や腐食に強い特徴を持つ製品だ(図4)。
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