ニュース
最小32セルを日本で限定販売、住宅太陽光市場に焦点:太陽光
ハンファQセルズジャパンは同社の主力太陽光モジュールシリーズに、同社最小となる32セルの新製品を加えた。国内限定の製品で、サイズの異なる3種類のパネルを展開し、日本で多く見られる寄棟屋根においても、組み合わせによって設置容量を最大化しやすくする狙いだ。
ハンファQセルズジャパンは住宅用太陽電池モジュールに「Q.PEAK-G4.1」シリーズに、32セルの新製品「Q.PEAKXS-G4.1」を加え、2017年6月15日から出荷を開始した。日本の住宅の特性に合わせた、国内限定の製品だ。
Q.PEAK-G4.1シリーズは、同社独自の「Q.ANTUM」という単結晶のPERC(Passivated Emitter and Rear Cell)構造を採用しているのが特徴だ。2017年2月から60セルで公称最大出力300W(ワット)の「Q.PEAK-G4.1」、48セルで同240Wの「Q.PEAK S-G4.1」の販売を開始している。
今回新たにラインアップに加えた32セルのモジュールは、同社最小の太陽光モジュールになるという。公称最大出力は160Wで、希望小売価格は税別10万4000円だ。
関連記事
- 狙うは太陽光の自家消費、ハンファQセルズが住宅向け新モジュール
太陽光パネルメーカーのハンファQセルズジャパンは、住宅向け太陽電池モジュールの新製品を2017年2月から販売する。効率を高めた新製品を投入し、売電から自家消費にシフトすると見られる、国内の住宅太陽光市場でシェア拡大を目指す方針だ。 - 多結晶シリコンモジュールで新記録、初の出力300W超え
ハンファQセルズは大きさは1670×1000ミリメートルの多結晶シリコン型モジュールで、変換効率19.5%、最大出力301Wを達成した。同サイズの多結晶モジュールが最大出力300Wを超えたのは、業界で初の記録になるという。 - 太陽電池の新顔「ペロブスカイト」、18.2%の記録が意味するもの
太陽電池の変換効率の記録がまた1つ登場した。物質・材料研究機構(NIMS)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けて、ペロブスカイト構造を採る太陽電池を改良。標準面積セルで18.2%という効率を得た。開発チームを率いる韓礼元氏に研究内容の要点を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.