ニュース
パッケージ化で“割安”に、17種類から選べる太陽光向け遠隔監視:PVJapan2017
ラプラス・システムが、「PVJapan2017」に遠隔監視システム「L・eye(エルアイ)」シリーズを展示。2017年7月からこれまで低圧向けにしか用意していなかったパッケージサービスを、新たに高圧・特高向けにも広げる。
太陽光発電関連の計測機器販売を手掛けるラプラス・システム(京都市)は、「PVJapan2017」(2017年7月5〜7日、パシフィコ横浜)に出展し、遠隔監視システム「L・eye(エルアイ)」シリーズを展示した。これまで低圧向けにしか用意していなかったパッケージサービスを、高圧・特高向けにも広げ、2017年7月中に販売を開始する予定だ。
L・eyeシリーズは2017年4月時点で、合計2万2000件、システム容量では5GW(ギガワット)の導入実績がある。50kW(キロワット)未満の低圧から特高・高圧まで、幅広い規模の太陽光発電所に対応する。計測機器がPCSと直接通信し、PCSごとの発電量や稼働状況をリアルタイムに把握するのが特徴だ。また、60社以上のパワーコンディショナーに対応できるというシステムの柔軟性も大きな強みとしている。
これまで低圧の発電所向けには、さまざまな計測器や表示システム、通信回線、サポートメニューなどをパッケージ化した商品を展開していたが、高圧向けのものはなかった。今回、高圧向けのパッケージを追加し、さらに価格設定の見直しを行うことで、割安感を訴求する。具体的には、これまではPCSの台数で基本価格を決めていたが、今後は発電所の容量別による価格設定とした。低圧と高圧向けとして、容量別に合計17種類のパッケージを用意している。
関連記事
- 白砂利が有利な両面受光、発電量30%アップ
インリー・グリーンエナジー・ジャパンは「PVJapan2017」に出展し、両面受光型の太陽光パネル「PANDA Bifacial」シリーズを披露した。パネル裏面への反射光を生かすことで、一般的な片面受光の太陽光パネルより最大30%の発電量増加を見込めるという。 - これからの太陽光発電、「デューデリジェンス」が事業の明暗を分ける
2017年4月から施行された改正FIT法。長期的な事業計画の策定や適切な運用保守が求めるようになるなど、太陽光発電事業を取り巻く環境は大きく変化した。こうした中で、今後の太陽光発電事業を成功させるためるには、どういった点に注意する必要があるのか。横浜環境デザインが解説する。 - 太陽光発電の遠隔監視と出力制御を1台で、コンテックが新パッケージを発表
コンテックは、パワコンの出力制御機能を新たに搭載した太陽光発電監視システムの新パッケージを開発し、2017年4月3日から受注および出荷を開始した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.