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電気料金が1360万円安く、所沢市が防犯灯をLED化:省エネ機器
所沢市は市内の防犯灯7100灯をLED化する。自治会などの電気料金を年間約63%、約1360万円削減できる見込みだという。
埼玉県所沢市は同市が進める防犯灯のLED化整備事業において、公募型プロポーザルで事業者を選定した結果、東京センチュリー大宮支店(さいたま市)と、器具の調達から交換工事、維持管理を含めた10年間の包括的リース契約を締結したと発表した。
同事業は、「マチごとエコタウン所沢構想」に掲げる省エネルギーの推進と、自治会などが所有する約7100灯の防犯灯の消費電力抑制や、電気料金など維持管理費の削減のため、市が一括して防犯灯のLED化を進めるもの。自治会などが所有する防犯灯のLED化を、市が行うのは県内初という。交換時に自治会などは費用を負担する必要がない。
同事業で見込まれる効果として、約7100灯をLED化することで自治会などの電気料金を年間約63%、約1360万円削減できる見込みだという。これによる温室効果ガスの削減量は、年間約243トンを見込む。なお、2016年度末時点で約36%だったLED化率は、今回の交換により100%近くまで達するという。
今後、交換工事を2018年2月末までに実施し、同年3月からリースを開始する予定だ。
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