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ハンファQセルズ、住宅向けハイブリッド蓄電システムを販売へ:蓄電・発電機器
ハンファQセルズジャパンは、住宅向けハイブリッド蓄電システム「HQJB-Aシリーズ」を2018年4月上旬から販売する。電池容量5.6キロワット時(kWh)の蓄電池と、変換効率96.5%の高効率ハイブリッドパワーコンディショナーを組み合わせた。
ハンファQセルズジャパン(東京都港区)は、住宅向けハイブリッド蓄電システム「HQJB-Aシリーズ」を2018年4月上旬から販売すると発表した。同システムの電池容量は5.6kWh(キロワット時)で、停電時でも安心して電気を使うことが可能な自立出力電力を確保したという。
同社は2011年より日本市場で太陽光事業に参入しているが、自社ブランドとしてハイブリッド蓄電システム新製品を販売するのは今回が初。同システムは、ハイブリッドパワーコンディショナー、DC-DCコンバーター、蓄電池ユニット、カラーモニターセット、ハイブリッド蓄電池リモコンで構成される。
同システムの特長として、ハイブリッドパワーコンディショナーの電力変換効率が96.5%と業界トップクラス(同社調べ)であることから、太陽光から得られるエネルギーを最大限活用することができるとする。
また、停電時の自立出力は最大2.0キロボルトアンペア(kVA)を実現し、停電時でも冷蔵庫や照明などとともに炊飯器や電気ポットなど生活家電も同時に使うことができるなど、停電など万一の場合にも電力を利用することが可能だ。
15年間のシステム保証(蓄電池ユニットは10年、カラーモニターセット、ハイブリッド蓄電用リモコンは1年の保証期間)および10年間の損害補償を用意するなど、サポートサービスも整えた。
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