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1500V対応の太陽光ストリングス監視、住友電工が初披露:太陽光
住友電気工業は、「スマートエネルギーWeek 2018」で、直流1500V対応のストリング監視装置を初展示した。
PLC方式採用による価格競争力と信頼性の両立がウリ
住友電気工業は、「スマートエネルギーWeek 2018」(2018年2月28日〜3月2日、東京ビッグサイト)で、ストリング電圧が直流1500V設計の太陽光発電所に対応したストリング監視装置を初展示した。
同社では以前より、ストリング電圧が最大1000Vまでの発電所に対応した監視装置を提供している。ストリング監視を行う子機とデータ収集を行う親機の通信にPLC(電力線通信)を採用することで、専用通信線の敷設を不要としたことによる導入コスト低減や、ノイズ・雷サージに対するデータ通信の安定性を確保した。
1500Vに対応する本装置でも子機親機間通信にPLCを採用。従来の1000V対応装置子機で電流センサー構造として用いていたクランプ型から、1500V対応装置子機ではシャント型に変更することで、さらなる機器コスト低減を図ったとする。
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