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LIXILがスマートホーム基盤を発売、建材と家電のIoT化を推進:スマートホーム(2/2 ページ)
LIXILは、家電や建材をIoTでインターネットに接続できるプラットフォーム「IoTホームLink『Life Assist』(ライフアシスト)」を2018年4月2日より全国で発売すると発表した。利用目的に応じて選択できるパッケージ商品を用意し、スマートホームに不慣れなユーザーにも新しい住生活の価値を提案しやすくした。
「おうちモニタリング」や「親孝行みまもり」パッケージを用意
同システムはパッケージとして提供。スタンダートプランとなる「おうち自動化パッケージ」では専用無線LANルータ、ホームコントローラ、リンクコントローラの3機器が含まれ、販売価格は11万6000円(税別、設置費用等含まず)となる。また、リンクコントローラの月額利用料は1980円(税別)で契約初月は無料となる。
また、利用目的別に各種オプションとなるパッケージを用意することで、スマートホームに不慣れなユーザーにも新しい住生活の価値を提案しやすくした。「おうちモニタリング」パッケージは各種センサーと屋内カメラで構成され、センサーやカメラによる宅内の異常検知・メール通知機能を提供し、販売価格は5万6700円(税別、設置費用等含まず)。
その他、「ご家族みまもり」「親孝行みまもり」パッケージもそれぞれ6万1400円、5万9900円(税別、設置費用等含まず)と設定している。
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