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ため池に「両面ガラス」の太陽光パネル、岡山県で水上メガソーラー稼働:太陽光
岡山県笠岡市でため池を活用した水上メガソーラーが稼働。両面ガラスの太陽光パネルを8800枚浮かべた。
再生可能エネルギー事業を手掛けるいちごが、岡山県笠岡市の農業用ため池に建設した水上メガソーラー「いちご笠岡岩野池ECO発電所」が、2018年3月20日から発電を開始した。同社初の水上メガソーラーで、両面ガラスタイプの太陽光パネルを採用している。
笠岡市の「岩野池」の水面約5万9906平方メートルに、8800枚の太陽光パネルを浮かべた。出力は2.64MW(メガワット)で、年間発電量は319万7000kWh(キロワット時)を見込んでいる。一般家庭880世帯分の使用電力量に相当する発電量だ。
太陽光パネルは、中国トリナ・ソーラーの単結晶両面ガラスパネル「DUOMAX M PLUS TSM-300DEG5(II)」を採用した。このパネルをフロート架台に取り付けて浮かべている。
なお、いちご笠岡岩野池ECO発電所の稼働で、いちごグループが運営する累計発電所数と発電容量は、2018年3月20日現在で38カ所、110.26MWとなっている。
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