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太陽光発電のトラブルにつながる雑草、知っておきたい代表種基礎から学ぶ太陽光発電所の雑草対策(2)(3/4 ページ)

日本でも稼働から数年が経過する太陽光発電所が増える中、課題の1つとなっているのが雑草対策だ。本稿では太陽光発電に対し、さまざまなリスクやトラブルの原因となる雑草を、種類別に解説する。

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実はやっかいな竹

 雑草とは違いますが、ご相談が多いのが「竹(孟宗竹、真竹、淡竹他)」です。


実はトラブルが多い竹

【国内分布】 全国に分布しています。

【太陽光発電所ならではの特記事項】 具体的な相談内容としては、隣の敷地(竹林)から地下茎を通じて進入し、発電所で竹が伸びてきたため対策をおこないたいが、「近隣とトラブルをおこさない対処方法がわからない」といった内容です。

トラブル事例

【発電事業/直接リスク】

 太陽電池モジュールに影を落し、発電量低下とホットスポット発生の原因になります。私は見たことがありませんが、太陽電池モジュールを突き破った事例を聞いたことがあります。

【近隣・地域/直接リスク】

 不適切な伐採や風水害によって倒れた竹が、隣接する構造物に被害を与える場合があります。また、不適切な防除方法で隣接地の竹まで枯らしてしまうこともあります。

 以上が、問題発生が多い雑草などの説明です。これらを踏まえ、以下の表に太陽光発電事業において注意すべき代表的な草種とリスクを整理してみました。


代表的な草種と太陽光発電に与えるリスク

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