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大阪ガス、和歌山県で6カ所目の風力発電所を稼働:自然エネルギー
大阪ガスの同社6カ所目となる風力発電所が和歌山県で稼働。13基の風車を導入した、出力2万6000kWの風力発電所だ。
大阪ガスの100%子会社ガスアンドパワーは、「印南(いなみ)風力発電所」(和歌山県印南町)の営業運転を2018年6月1日に開始した。
同発電所はガスアンドパワーの関係会社である印南風力(出資比率ガスアンドパワー95%、三井E&Sエンジニアリング5%)が、2016年1月から建設を進めていた。日立製作所製の風力発電機を13基導入し、発電容量は2万6000kW(キロワット)となっている。
ガスアンドパワーは、すでに国内5カ所(高知県津野町、和歌山県広川町、和歌山県由良町、山口県平生町、佐賀県唐津市)で風力発電所を運営しており、印南風力発電所が6カ所目(7発電所、計11.1万kW)となる。この他、さらに1カ所(北海道寿都町・蘭越町、3.0万kW)風力発電所の建設の準備を進めている。
大阪ガスは2030年頃までに国内外で100万kW程度の再生可能エネルギー電源を確保する方針を掲げている。今後も引き続き再生可能エネルギー電源の開発・運用に注力していく方針だ。
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