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再エネを生かす「変なエネ」、ハウステンボスが家庭向けに販売:電力供給サービス
ハウステンボスは再エネ比率が高い家庭向け電気料金プラン「変なエネ」を発表。エネルギーベンチャーのみんな電力と提携し、2019年2月から販売を開始する。
ハウステンボスはエネルギーベンチャーのみんな電力(東京都世田谷区)と提携し、2019年2月1日から再生可能エネルギー比率の高い家庭向けの電気料金プラン「変なエネ」の販売を開始すると発表した。
同社は長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」内に太陽光発電設備の導入や、太陽光の電力を利用する水素製造システムを導入するなど、再生可能エネルギーの活用に積極的に取り組んでいる。変なエネの提供にあたり提携するみんな電力は、「生産者の顔が見える」をコンセプトに掲げ、独自の電力プラットフォームを利用した再生可能エネルギー由来電力の販売などに取り組んでいる。
変なエネはハウステンボスがみんな電力の取り次ぎとして販売を行う。販売エリアは東京・中部・関西・九州エリアで、Webサイトを通じて申し込みを受け付ける。料金体系は2月1日以降に、Webサイトで公開する予定だ。なお、みんな電力の2018年度の電源構成実績は、FIT電気比率が75%となっている。
ハウステンボスでは変なエネに、同社の所有する太陽光発電所の電力も活用していく方針。今回の事業開始を契機に、今後も太陽光など再生可能エネルギーに関連する技術開発に取り組み「変わり続けるエネルギーサービスを提供する」としている。
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