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静岡ガスも“卒FIT太陽光”を買い取り、価格は「7+α円」:太陽光
静岡ガスが“卒FIT”を迎える住宅太陽光発電向けの余剰電力買取サービスの提供を発表した。静岡県全域と、山梨および長野県の一部を対象とし、買取単価は「7+α円」。
静岡ガスは2019年3月、同年11月から“卒FIT”を迎える住宅太陽光発電向けの余剰電力買取サービスを開始すると発表した。静岡県全域と、山梨および長野県の一部が対象エリアだ。
2019年11月以降、「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」に基づく電力の買取期間が満了となる住宅用太陽光発電、いわゆる“卒FIT太陽光”が登場し始める。これに向け、既に多くの企業が“卒FIT太陽光”の買取事業への参入を表明している。
静岡ガスはこうした“卒FIT太陽光”を、同年11月から開始する「太陽光発電支援サービス」の一環として提供する。買取価格は「7+α円/kWh(キロワット時)」で、「+α」の部分はさまざまな条件ごとに設定する買取単価の増額分で、詳細は7月に公表するとしている。
同社の太陽光発電支援サービスでは、この他に設備の故障診断、修理、交換・廃棄など複数のサービスメニューを展開する計画だ。
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