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関西電力、法人向けに「第三者所有」の太陽光事業を展開:電力供給サービス
関西電力が法人向けに太陽光発電のオンサイト設置サービスを提供開始。初期投資ゼロで太陽光発電設備を導入しながら、自家消費による電気料金の削減や、CO2排出量の削減などに活用できるサービスだ。
関西電力は法人顧客向けの新たなサービスとして、「太陽光発電オンサイトサービス」の提供を2019年5月16日から開始した。法人客が所有する建物の屋根などに同社が所有する太陽光発電設備を設置し、その後の運用・メンテナンスまでをワンストップで行うサービスだ。全国で展開する。
同サービス利用者は、初期投資ゼロで太陽光発電設備を導入できる他、太陽光発電よるCO2フリーの電気を自家消費することで、環境負荷の低減や電気系統電力の購入が減少するため料金の削減が期待できる。サービス料金については、毎月の太陽光発電量に応じて、利用者が支払う仕組みだ。
同サービスの提供にあたって同社は、これまで培ったソリューション力を生かし、低廉で魅力のあるサービスを目指すという。また、利用者の環境価値に対するニーズは年々拡大していることを踏まえ、今後は、太陽光発電以外のオンサイト電源にも対応できるよう、サービスを拡充することも検討するとしている。
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