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東洋ゴムチップ、自社工場の電力を100%再エネ由来に切り替え:自然エネルギー
東洋ゴムチップ(前橋市)が自社工場で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替え。エナリス・パワー・マーケティング(EPM)が供給する「RE100メニュー」に切り替えることで達成した。
エンビプロ・ホールディングス(静岡県富士宮市)は、グループ会社である東洋ゴムチップ(前橋市)の自社工場で使用する電力を、2019年5月1日から100%再生可能エネルギー由来に切り替えたと発表した。エナリス・パワー・マーケティング(EPM)が供給する「RE100メニュー」に切り替えることで達成した。
東洋ゴムチップはタイヤやゴム工業製品を生産する際に出る廃ゴムをリサイクルした再生ゴム製品などの製造を手掛けている。廃タイヤなどのゴムを粉砕処理し、リサイクル材として販売する他、再生ゴムや、弾性舗装材(カラーゴムチップ)、大型ゴム成形品(踏切マット・牛舎マットなど)を製造するなど、公園や学校の遊具床材、スポーツ施設床材、鉄道用踏切パネルなどで幅広い用途開発を行っている。
エンビプログループは、2018年7月に事業活動に要する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加するイニシアチブ「RE100」に加盟。2050年までに事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーにする事を目指しており、今回の取り組みによって、同グループが事業で消費する電力の約17%が再生可能エネルギー由来となったという。
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