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第一三共が自社工場に自家消費型の太陽光、NTT-Fの第三者所有モデルを活用:太陽光
NTTファシリティーズは、第一三共ケミカルファーマと同社小名浜工場へ再生可能エネルギー導入を目的に、NTTファシリティーズ保有の太陽光発電所から発電した電力を提供するグリーン電力提供サービス「Fグリーン電力」の契約を締結した。
NTTファシリティーズは2019年10月8日、第一三共ケミカルファーマと同社小名浜工場(福島県いわき市)とグリーン電力提供サービス「Fグリーン電力」の契約を締結したと発表した。再生可能エネルギー導入を目的に、NTTファシリティーズ保有の太陽光発電所から発電した電力を提供する。
NTTファシリティーズは、第一三共ケミカルファーマ小名浜工場の遊休地を借用し、自家消費型として医薬品業界で国内最大級の太陽光発電所「Fグリーンいわき太陽光発電所」を設置および運用する。同発電所が発電するグリーン電力は、小名浜工場で自家消費され、これにより同工場のCO2年間排出量の約20%が削減できるとしている。
Fグリーンいわき太陽光発電所の出力は3.3MW(メガワット)、想定年間発電量は約4155MWh(メガワット時)。同発電所は、2020年度内に完成する予定である。
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