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卒FIT太陽光を「Tマネー」で買取、JXTGが新サービス:太陽光
JXTGエネルギーは、固定価格買取期間(FIT)の満了を迎える住宅用太陽光発電設備(卒FIT太陽光)の余剰電力をTマネーで買い取る新サービスを開始すると発表した。
JXTGエネルギーは2020年1月21日、固定価格買取期間(FIT)の満了を迎える住宅用太陽光発電設備(卒FIT太陽光)の余剰電力を、Tマネー(東京都渋谷区)が管理・運営する電子マネー「Tマネー」で買い取る新サービスを開始すると発表した。
同社は「ENEOS太陽光買取サービス」を2019年11月より提供している。近年、キャッシュレス機運が高まり、顧客の利便性を高めるべく、新たなサービスとして電子マネーであるTマネーでの支払いを決定した。Tマネーは、Tカードにチャージして利用でき、買物のたびに通常よりも多くTポイントがたまる電子マネーである。
ENEOS太陽光買取サービスでは、2020年1月21日から、Tマネーによる買取の受付を開始。顧客には、買取金額をTカードにチャージして支払う。Tマネーは、提携する全国約2万2000店舗で利用できる。
対象地域は、全国(沖縄、離島を除く)。買取単価(税込み)は、1kWh(キロワット時)当たり11円(北海道・東北・東京電力エリア)、10円(中部・北陸・関西・中国・四国電力エリア)、8円(九州電力エリア)である。
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