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国内最大級121MWの風力発電所、4月から青森県つがる市で運転開始:自然エネルギー
グリーンパワーインベストメントのグループ会社であるグリーンパワーつがるが建設を進めていた風力発電所「ウィンドファームつがる」が完工し、商業運転を開始した。国内最大規模の風力発電所になるという。
グリーンパワーインベストメントは2020年4月1日、グループ会社のグリーンパワーつがるが青森県つがる市で建設を進めていた風力発電所「ウィンドファームつがる」が完工し、同日商業運転を開始したと発表した。国内最大規模の風力発電所になるという。
同発電所は1基あたり3200kW(キロワット)出力のゼネラルエレクトリック製発電機を38基設置し、総出力は121.6MW(メガワット)となっている。年間発電量は一般家庭約9万世帯分の使用電力量に相当し、年間約18万トンの二酸化炭素削減効果が見込めるとしている。
発電された電力は、東北電力北津軽変電所を経て東北電力へ全量売電を行う。総事業費は約500億円を見込み、運営保守はグリーンパワーインベストメントおよび関連会社が担う。
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