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太陽光発電の第6回FIT入札は延期に、新型コロナの拡大で:太陽光
経産省は新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、太陽光発電のFIT価格を決める第6回入札のスケジュール変更を発表。2020年5月1日を予定していた太陽光発電の第6回入札の事業計画の受付開始は当面延期となった。
経済産業省は新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」基づく太陽光発電などのFIT価格を決める入札制度について、スケジュールの変更を発表した。2020年5月1日を予定していた太陽光発電の第6回入札の事業計画の受付開始は当面延期となった。
今後のスケジュールおよび受付の開始時期は、緊急事態措置などの社会状況の動向を踏まえ、2020年5月末に開催予定となっている調達価格等算定委員会にて検討を行う予定だ。
第6回の入札開始時期が後ろ倒しとなった場合でも、現時点では太陽光発電の入札は当初の予定通り年度内に2回実施することを基本とする。ただし、社会情勢などを踏まえつつ、必要に応じて、入札実施回数の変更やこれに伴う募集容量の変更も検討する方針だ。
なお、2019年11月に発生した入札システムの情報漏えいに関して、十分な対策が整ったとし、太陽光発電の第6回入札からは入札システムの利用が再開となる予定だ。
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