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新型コロナで延期の太陽光入札が再始動、募集容量は1500MWを維持:太陽光
新型コロナの影響で延期となっていた太陽光発電の入札制度の新スケジュールが確定。募集容量は当初の予定通り1500MWを維持する。
経済産業省は2020年6月5日、調達価格等算定委員会を開催し、新型コロナウイルス感染症の影響を受け延期となっていた2020年度の太陽光発電の入札スケジュールについて議論を行った。入札は予定通り年2回実施し、合計の募集枠は1500MWを維持する方針だ。
2020年度の太陽光発電の入札制度は、250kWの事業用案件を対象に上期と下期で1回ずつ、それぞれ750MWの募集要領で実施する方針だった。上期の入札は2020年5月に実施予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受け、当面の延期扱いとなっていた。
今回開催された委員会では募集枠は計画通り上期と下期のそれぞれで750MWとする他、上期入札の受付開始時期を2020年6月12日、締切日を7月22日に後ろ倒す方針が了承された。結果の公表日は11月6日である。
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