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ヒューリックが非FIT型の太陽光発電所、自社保有で「RE100」達成に活用:太陽光
ヒューリック(東京都中央区)は2020年10月22日、埼玉県加須市で建設を勧めていた太陽光発電所が完成し、運転を開始したと発表した。再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用しない自社保有タイプの太陽光発電所で、「RE100」の目標達成に活用する狙い。
ヒューリック(東京都中央区)は2020年10月22日、埼玉県加須市で建設を勧めていた太陽光発電所が完成し、運転を開始したと発表した。再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用しない自社保有タイプの太陽光発電所で、「RE100」の目標達成に活用する狙い。
同発電所の計画面積は1万2522平方メートル、発電出力は1311kW(キロワット)。同社と一部子会社の事業所となる「ヒューリック本社ビル」の年間電気消費量をカバーする年間発電量を見込んでいる。
ヒューリックは2019年11月に事業用電力を100%再生可能エネルギー由来にすることをめざす国際イニシアチブ「RE100」に加盟。「2025年までにRE100達成」を掲げており、FITを利用しない太陽光発電を自社保有することで、再生可能エネルギー100%での事業運営達成を目指している。これに向け事業パートナーのアドバンスと太陽光発電の開発を推進しており、今回発電を開始した発電所はその第1号物件となる。
同社は2025年の「RE100」達成に向け、引き続き非FIT太陽光発電の開発を推進するとしている。
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