低炭素投資促進機構は2020年11月6日に、太陽光発電のFIT価格を決める第6回入札の結果を公表した。
第6回入札は250kWの事業用案件が対象。入札時は非公表の上限価格は12.00円/kWhで、前回の13.00円/kWhから1円の引き下げとなった。
落札されたのは合計254件で、最低落札価格は10.00円/kWh、最高落札価格は12.00円/kWh、加重平均落札価格は11.48円/kWhだった。第5回入札と比較して最低落札価格は0.99円、加重平均落札価格は1.09円下がった。なお、最低落札価格となった10.00円/kWhの案件は1件のみで、落札された案件の大半は11円台が占めている。
落札された254件の合計容量(出力ベース)は368.3735MWで、募集要領750MWを大幅に下回る結果となった。なお、入札件数の合計は255件で、落札できなかったのは上限価格を上回った1件のみとなっている。
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