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工場に「太陽光×NAS電池」を導入、停電時でも操業を可能に:太陽光
オムロン フィールドエンジニアリングが、山一電機の佐倉事業所(千葉県佐倉市)に納入したBCPシステムが運転を開始したと発表。太陽光発電とNAS電池を組み合わせたシステムで、停電時でも工場の稼働を実現するという。
オムロン フィールドエンジニアリングは2020年11月18日、山一電機の佐倉事業所(千葉県佐倉市)に納入したBCPシステムが、同年10月に運転を開始したと発表した。太陽光発電とNAS電池を組み合わせたシステムで、停電時でも工場の稼働を実現するという。
導入したBCPシステムは、太陽光発電とNAS電池、EMSコントローラーで構成。太陽光発電は出力670kWで、NAS電池は、日本ガイシが実用化したメガワット級の電力貯蔵システムで、大容量、高エネルギー密度、長寿命が特長だという。は定格出力400kW、定格容量2400kWhとなっている。
システムは太陽光発電システムとNAS電池をEMSコントローラーで最適に制御し、停電・災害に対する工場のBCP(事業継続計画)対策、地域の防災拠点への電力供給源として活用。また、平常時は太陽光発電の自家消費の拡大に活用する。なお、システムの要となるEMSコントローラーは、オムロン製のPLC(プログラマブルコントローラー)に独自開発のアプリケーションを搭載したものだという。
山一電機は2019年の台風15号による長期停電の経験から、災害時にも製品供給を止めないようにするため、BCP対策の強化を検討。今回太陽光発電と蓄電池によるBCPシステムの導入を決めたという。
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